BTS新アルバムのコンセプトが深すぎる件
あんにょん♫ぷっぷぐです。
今年もBTSが米音楽授賞式、ビルボードで受賞しましたね!(ぱちぱちぱち)
しかもトップ・デュオ/グループ賞とトップソーシャルアーティスト賞の2冠!!
すばらしいいい!!!
今月4日には世界ツアー「LOVE YOURSELF: SPEAK YOURSELF」が米ローズボールでスタート、新アルバムを引っさげてのライブは更にパワーアップしてて、7月の日本公演が楽しみで楽しみでたまらない!!!
新アルバム「MAP OF THE SOUL:PERSONA」についてですが、このコンセプトに込められた意味やストーリー性がこれまた奥深くてすごいです。
とりあえずこの記事を読んでほしい↓
Real Soundという音楽ニュースサイトの記事。
BTSのアルバムに込められた深遠なる心理ーー『ユング 心の地図』翻訳者 入江良平氏が分析
入江氏の考察が面白かったので、読み解きたいと思います。
今回のアルバムのコンセプトは、
『ユング 心の地図』(青土社)という著書が参考にされているらしい。
まず最初にユング心理学ってなんぞや!と思ったので調べてみました。笑
コンセプトの元になった「ユング心理学」って?
そもそも心理学とは、人の心の「仕組みや動きの法則」を研究する学問。
心理学を学ぶことで自分自身を深く理解し、自分にとっての「本当の幸せ」を探す道しるべになるとされています。
心理学は大きく3つに分けられます。
・フロイト心理学
・アドラー心理学
・ユング心理学
いずれも研究者の名前です。
アドラー心理学は、数年前に『嫌われる勇気』(岸見一郎・古賀史健、共著)がベストセラーになったので、聞いた事ある人も多いかもしれませんね。
三大心理学の中で、ユングはもともとフロイトに師事しており、フロイト心理学を発展させたのがユング心理学です。この二人とアドラーは対照的と比較されます。
アドラーは、自分の心は自分だけのものであり、他人に振り回されることもないし、過去に縛られることもない、と説いています。トラウマも完全否定します。
対してユングは、トラウマの存在を認め、人の心は過去と密接に繋がっていると説き、さらに発展させて、全人類の過去と繋がっていると説いています。
過去も現在も全人類で結びあっているものなので、分かり合おうとしなくても、己を知れば他人も理解できて、素晴らしい人間関係・社会を築ける、というのがユング心理学です。
とまあざっくり要約するとこんな感じでしょうか。
アルバムのタイトルにある「PERSONA」は、このユング心理学においての概念なのです。
ペルソナの意味って?
ではそのペルソナとは何か。
ペルソナという言葉は、元来、古典劇において役者が用いた仮面のことであるが、ユングは人間の外的側面をペルソナと呼んだ。
wikipedia
これだけだと は?ってなりますね笑
「外的側面」。
例えば
友達の前だとおちゃらけた奴だけど、仕事になると超真面目、とかありますよね。
他人から見た自分というのは、友達の前の”仮面”、職場での”仮面”をつけていて、それらがいわばペルソナです。
RMが歌うイントロ曲「PERSONA」は、
世界から見たRM、ファンから見たRM、さまざまなペルソナと本当の自分との間の葛藤を表現し、アルバムのテーマ「“本当の自分自身”を求める旅」への導入曲になっていると入江氏は考察しているんですね〜。
そして続くリード曲「Boy with Luv」のMV冒頭にも「PERSONA」の文字が看板で登場。
ホールジーが売り場のシャッターを閉じるところから始まります。
シャッターを閉じる=ペルソナ(仮面)を外し、本当の自分になる時間がやってくるってわけです。
(ちなみにこのMV、伝説的ミュージカル映画「雨に唄えば」へのオマージュが散りばめられています)
そしてペルソナの劇場周辺で歌い、踊りまくる。
あくまで入江氏の考察だけど、ここまで深いストーリーの設定だとは思わなかった・・・ビッヒもバンタンもすごすぎる。
話が脱線しますが、歌詞中「君がくれたイカロスの翼で太陽ではなく君のもとへ」というのがあるんですが、
この「イカロス」というのはギリシャ神話に出てくるもので、
「血、汗、涙」のMVにも出てくるんですわ〜。
これについても後日考察書きたいです。
MAP OF THE SOULの続編は?
さっきの続きですが、
ギリシャ神話モチーフはアルバム最後の曲「Dionysus」にも登場します。
ARMYの間で「Dionysus」ってなんて読むんだ?という声がたくさん出てましたが「ディオニューソス」または「ディオニュソス」と読むらしいです。
「ディオニューソス」はギリシャ神話に出てくる豊穣とブドウ酒と酩酊の神。
ワインの神様であります。
だからテーマがお酒なんですね。
入江氏は、酒に溺れていく歌詞と激しい曲調が混沌を表しているように感じられることから、このシリーズには続きがあるのではないかと推測しています。
ARMYの中にも、3部作になるのではと推測している人がいますね。
入江氏は続きをこう予測しています。
「続編のキーワードは、幻想の女性をモチーフにした“アニマ”でしょうか。希望的観測かもしれませんし、当たるとは全然思っていませんが(笑)」
「アニマ」ってなんですかw
ユングの心理学では、原型が4つあると考えられます。
(原型ってなんですかってとこまで突き詰めるとガチなお勉強になってくるのでとりあえず原型があるって認識だけしておこう笑)
①セルフ(自己)
②シャドウ
③アニマ/アニムス
④ペルソナ
アニマは男性心の中にある女性イメージのことで、
アニムスは女性心の中にある男性イメージのことらしいです。
ペルソナが原型からきてるので、同じ原型からタイトルが決まる可能性は高そうですね。
あくまで考察なので分かりませんが、こうやって推測するのは楽しいですね♫
『ユング 心の地図』の著者マレイ・スタイン氏もインタビューで「MAP OF THE SOUL:PERSONA」の考察について述べているそうで、こちらも気になる。
ゆっくり和訳考察したいところ。
グクも記者会見で『ユング 心の地図』について言及してます。
「ARMYのみなさんは『BTSのおかげで勉強するようになった』と言っています。僕たちの新しいアルバムやコンテンツについて楽しみながら推測したり解釈したりする姿を見ると、もっと楽しませてあげたいなと思います」
こんなこと言われちゃったら勉強しまくるよね笑
ということで今日はここまで〜☆
記事画像 出典:BigHitエンターテイメント